Galleryギャラリー:"キリムの素晴らしい世界" &
"キリムのある暮らし"
ROGOBAは、これまでにとても素敵なたくさんのお客様と出会い、
豊かなインテリア・暮らしのお手伝いをさせていただきました。
アジア最大級のキリム展
『キリムの素晴らしい世界』
― 遊牧民の心・夢・華 ―
『キリムの素晴らしい世界』 が、
大阪のATC(アジア太平洋トレードセンター)の開業1周年記念事業として開催されました!
その前年、企画内容が、大阪市から一般公募
されたため、ロゴバはそれに応募し、幸運にも
採用されました。
当時、特に日本では、”キリム” と言う言葉すら聞き馴れない未熟なキリム市場に劣悪なものが高価に流通しており、
消費者はキリムに対する価値判断基準を持ち得ず混乱していました(残念ながら、現在もなお混乱は続いているようにも思えますが・・)
そこでロゴバは、国立民族学博物館名誉教授・杉村棟先生の監修のもと、
日本の人々に
「良質なキリムとはどのようなものなのか!」を少しでもお伝えしたいと考え、
キリムコレクターとして世界的に最も著名なドイツのガルベストン氏のコレクション(ミュンヘン国立博物館保管)を中心とし、
キリムの世界を概観できる企画案を作成して、大阪市へ提案いたしました。
その案が当選し、実現したものが以下の画像・風景です。
"ガルベストン・コレクション" は、トルコで織られたおよそ200年前のキリムと推定され、
『羊毛を梳く少女』(撮影:杉村 棟)
写真の右にあるキリムは、”世界で最も人気のあるキリム” と言われています。
このキリムは、トルコ中央アナトリアで織られたもので、四重に重なり合ったミフラブは非常に建築的でしっかりと構成され、
色彩は西アナトリア的センスをもつ非常に珍しいサッフ形式のキリムです。
この写真は、国立民族学博物館名誉教授・杉村棟先生が撮影されたものです。
ロゴバはこの写真を、1998年4月~5月に開催されたアジア最大のキリム展『キリムの素晴らしい世界』の会場で使用させていただきました。
その後、杉村棟先生はこの写真の使用権をロゴバにお与え下さいました。
私たちは、この少女をロゴバのマスコットとして今もなお使用させていただいています。
キリムを研究する上で、この本 "100 KILIMS" は、『キリムのバイブル』と呼ばれています。 そこに掲載されているキリム100枚のうち、実に56枚が "ガルベストン・コレクション" で、1998年のATCの展覧会では、その中から18枚を厳選して第1会場に展示させていただきました。
ロゴバは、国立民族学博物館名誉教授の杉村棟先生の監修のもと、この展覧会の図録を作成いたしました。
当時としては画期的なもので、商業的情報が飛び交う中、キリムを学術的に真正面から捉え纏めた資料としては貴重なものになりました。
世界のキリムの産地を一枚の地図に納めたことすらも、それまでには例を見ないものでした。
この展覧会は、当時、NHK 『日曜美術館』 のアートシーンでもご紹介いただきました。
また会期中には、戦後を代表する著名な建築家・内井昭蔵先生(1933-2002)とテキスタイルにお詳しい奥様の内井乃生先生(文化学園大学名誉教授)が突然会場におこしくださって、「このような素晴らしい展覧会は、是非東京でもやりなさいよ。協力しますよ。」と、お声がけいただいたそのお言葉は、今でも嬉しく記憶に残っております。
ありがとうございました。
"ガルベストン・コレクション" を展示している第1会場では、キリムと大阪との関わりをよりわかりやすく具体的にお伝えするため、
16世紀に南蛮貿易でもたらされたペルシャの絹のキリム(綴織)を用い仕立てられた豊臣秀吉の陣羽織を展示しました。
とは言え実際には、その陣羽織は『秀吉とねねの寺』として有名な京都の高台寺に保存されている重要文化財(鳥獣文様綴織陣羽織)であるため、
当時 龍村美術織物が2年の歳月をかけて忠実に復元した貴重なレプリカを特別に展示させていただきました。
"ガルベストン・コレクション" は、トルコで織られたおよそ200年前のキリムと言われています。
また、会場には、小さな一人用の礼拝用キリム やテントの床に敷きつめる大きなキリムなど、地域はもちろん様々なサイズのキリムを厳選して展示いたしました。
写真中央の壁に吊るされた青く縁取りされた赤いキリムは、トルコ・アナトリアを代表する遊牧民ユンジュ族とカラケチリ族によく見られる色使いのもので、ボーダー部分の中央から生えあがった太い柱の上部から二本の角のようなものが左右に突き出し、そのそれぞれの先端から三角形が上下に付いた菱形の文様がぶら下がっています。
このモチーフは、アナトリアとメソポタミアの青銅器時代から伝わる平たい頭を二つもつ女神像を連想させます。またこれは、結婚願望を表す「イヤリング」の文様であるとも考えられます。
非常にシンプルで象徴的なキリムです。
左端のキリムは、西アナトリアにあるマニサ地方のセレンディあたりで織られたものと思われます。
これは左右対称の二枚を別々に織り上げ、のちに縫い合わせたもので、非常に成功に織られているため、小さな文様までも、継ぎ目がぴたりと合っています。
一枚一枚のデザインは、非常に美しい青色の字の上に、枝の付いた大きな菱形と小さな菱形が交互に繰り返し連続し、全体として大きな生命の樹を表現しています。また、色彩的には、青地の中で小さな文様の中心部に貝殻虫からとった赤色染料のコチニールを効果的に用いているところが、このキリムのもう一つの特徴です。
また、時を経た今になって現れた美しい青・水色の“アブラッシュ” は、このキリムの魅力を倍増しています。
壁左端に吊られたオレンジ色のキリムは、その中央の文様(中が四つに分割され周りが八つの三角形で囲まれた星型のメダリヨン)が、特にユニークなことで有名です。
第1会場は、世界中のキリムコレクターにとっての垂涎の的 "ガルベストン・コレクション" (その全てが、少なくとも200年以上前にトルコで織られたアンティークキリム) をご堪能していただける展示をいたしました。
それに対し、第2会場は、キリムとはどのようなテキスタイルなのかがご理解いただけるように、図録(会場で販売された 『キリムの素晴らしい世界』 ― 遊牧民の心・夢・華 ―)の内容を全て実際のキリム(ROGOBA Kilim Collection)を用いて解説いたしました。
まず第2会場の入り口では、『キリムの種類と織り方』についてのコーナーを設置し、例えば “スリット織り” については、キリムの後方から照明を当てることで、織りの間(スリット)から漏れる美しい光を体験していただきました。
第2会場の入り口では、キリムの文様の意味を遊牧民が実際に織り上げたキリムで説明し、草木染めについては原材料とその染め見本の実物をショーケース内に展示して解説いたしました。
(草木染めについては、当時の大阪芸術大学 工芸学科教授 井関和代女史に監修していただきました)
また、右の壁に吊るされた2枚のキリムは、同じデザインを異なるトルコの織り手に実際に織っていただき、どのように仕上がり具合が違うかを比較したものです。キリムの本質とも言える織り手のセンスと個性を確認する実験です。
第1会場の "ガルベストン・コレクション" は、少なくとも200年以上前にトルコで織られたアンティークキリムでした。
それに対し、第2会場では、その他の国々(トルコ、イラン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、アフガニスタン、ロシア、モロッコなど)で織られた100年程度経ったアンティークキリムからオールドキリム、そして現代のキリムまでを、キリムがただ単なるコレクションではなく、あくまでも日用品としてインテリアを構成するアイテムとしてお使いいただけるものであることをイメージできるよう、日本の漆塗りの家具、および北欧・イタリアの名作家具とともに展示いたしました。
会場内に、純和風空間をイメージさせる漆塗りの座卓と座椅子そして飾り棚を配置し、そこにオールドキリムをコーディネートいたしました。
こちらの空間では、これまで多くのアーティストやファッションデザイナーがキリムからインスピレーションを得てきたことを表現しました。
左の壁一面に吊るされたキリムは、イタリアのファッションデザイナー "ロメオ・ジリ" の斬新なデザインを、トルコの優れた織手の技術で完成させた〈アブラッシュの素晴らしさを見事に表現した〉非常に美しい現代キリムです。
また、その右の壁には マティス の切り絵のデザインをキリムに織ったものを展示しています。
そして、床には典型的なトルコのキリムを敷き、その上に北欧の名作家具をコーディネートしました。
壁に、モロッコ、アゼルバイジャン、アルメニア、アフガニスタンなどのキリムが並ぶ中、イタリア・カッシーナ社の名作家具を配置いたしました。
“キリムの素晴らしい世界” 展 記念セミナー 『キリムを育むイスラム世界の魅力』
“キリムの素晴らしい世界” 展
ギャラリーツアー
展示作品を解説する “ギャラリーツアー” が日々開催されました。
また、数多くの新聞社・雑誌社の方々が取材してくださり、各紙に好意的内容が掲載されるとともに、
NHK の『日曜美術館』のイベント情報(現在の『アートシーン』)
にも取り上げていただきました。そうした中、イベントは好評のうちに終了いたしました。
ISETAN MEN'S ウインドー展示
2013年8月28日ー9月9日 新宿 “伊勢丹メンズ館” のショーウインドーのすべてが、ROGOBA のKILIM COLLECTIONで飾られました!
〈ロゴバ〉は日頃、最高品質の現代キリム “ROGOBA KILIM” を日本の方々にご紹介する使命をもち現在も活動を続けています。
とは言え本来〈ロゴバ〉は、アンティーク、オールドキリムにも一方ならぬ興味を持ち、長年にわたりその研究を重ね良品を収集して参りました。
その結果、現在ではアンティーク、オールドキリムのコレクションは相当量におよび、そのコレクションのクオリティーも相当レベルにあると考えています。
この “伊勢丹メンズ館” の展示『イタリアのブランド〈エトロ〉とベルギーの〈ドリス・ヴァン・ノッテン〉の新作コレクションとのコラボ』は、〈ロゴバ〉がこれまで集めた過去から現在までのキリムをダイジェスト的にご紹介するイベントになりました。
また、〈エトロ〉と〈ドリス・ヴァン・ノッテン〉の両ブランドは、共に中近東のキリムに興味をもち、
そこからのインスピレーションを大切にしています。
ベルギーのファッションブランド〈ドリス・ヴァン・ノッテン〉のコートと〈ロゴバ〉が収集した ROGOBA KILIM COLLECTION(アンティークキリム&オールドキリム)が伊勢丹メンズ館入り口に飾られました。
『イタリアンブランド〈エトロ〉の新作コレクションのウインドー』には、〈ロゴバ〉がそれまで集めた過去から現在までのキリムの一部が、その作品背景として使われました。
『イタリアンブランド〈エトロ〉の新作コレクションのウインドー』には、〈ロゴバ〉がそれまで集めた過去から現在までのキリムの一部が、その作品背景として使われました。
『イタリアンブランド〈エトロ〉の新作コレクションのウインドー』には、〈ロゴバ〉がそれまで集めた過去から現在までのキリムの一部が、その作品背景として使われました。
こちらのウインドーには、緑色のアブラッシュがとても美しいトルコの最も上質な現代キリム "ROGOBA KILIM(ロゴバキリム)" が飾られました!
こちらのウインドーには、赤色のアブラッシュがとても美しいトルコの最も上質な現代キリム "ROGOBA KILIM(ロゴバキリム)" が飾られました!
北欧家具とキリム
ロゴバ東京
一枚のキリムは、一つの空間の中に別の空間を誕生させます。 一人でゆったりと寛ぐベアチェア の下に敷かれたキリムは、ベアチェアの存在を強調し、仲良しの二人を迎え入れるポエトの下に敷かれたキリムは、二人だけの場所を演出します。
“SIMPLE & RICH”
シンプルで繊細なディテールによって、北欧デンマーク家具デザインの中で独自の世界をつくりあげたポール・ケアホルム(Poul Kjærholm)の作品(PK33、PK31、PK71、PK61)と、シンプルでありながら表情豊かなロゴバキリム(ROGOBA KILIM)とのコラボレーション。
Swan Chair, "50th anniversary model" & "60th anniversary model"
時代を超え世界的に有名な “スワンチェア” (アルネ・ヤコブセン / 1958年)
その50周年記念モデル(白革)と60周年記念モデル(ピュアレザー)の両方が揃った貴重な写真。床にはロゴバが長年にわたるキリムの伝統技法の研究から生み出した通称『印象派キリム』が敷かれています。
壁に掛けられた緑の絵画に合わせ選ばれた北欧家具とロゴバキリム。 色を統一することで、非常に清潔感溢れる空間が誕生。 お施主様のセンスの良さが感じられます。
緑がテーマで統一された空間に、補色の赤(北欧家具:スワンチェア)をアクセントとして使うことで、空間全体が華やかに演出されます。 床に敷かれたロゴバキリムも、その存在が一層際立ちます。
壁に掛けられた緑の絵画に合わせ選ばれた北欧家具とロゴバキリム。 色を統一することで、非常に清潔感溢れる空間が誕生。 お施主様のセンスの良さが感じられます。
緑がテーマで統一された空間に、補色の赤(北欧家具:スワンチェア)をアクセントとして使うことで、空間全体が華やかに演出されます。 床に敷かれたロゴバキリムも、その存在が一層際立ちます。
ゆったりと読書する至福の空間に、ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen)のスパニッシュチェアとロゴバキリムがコラボレート。
スペースT
撮影協力:大洋金物
B&Oの洗練された音響システムから心地良い音楽が流れる空間。そこには北欧家具と中近東の手織りテキスタイル “キリム” が敷かれ、豊かな暮らしがイメージされます。1960年にハンス J. ウェグナーがデザインした “OX Chair(オックスチェア)” とボーエ・モーエンセンがデザインした3人掛けソファーなど、オーナー選りすぐりの家具が並ぶ至福の空間。その床をオールドキリムとキリムクッションが、それらに程よい距離感を与え、上質で落ち着きのある空間を生み出しています。
北欧家具デザインの巨匠ナナ・ディッツウェル女史がデザインしたとてもエレガントな “Ring Chair” の二人掛け。 その色合いに呼応するよう、全面シルクの刺繍で覆われたキリムの一種 “スマック” を床に敷くことで、より一層エレガントで上質な空間を演出しています。
北欧の家具が作りだす上質で穏やかな若い親子の寛ぎ空間。そこにはカワイイ色・柄の手織りキリムが敷かれ、楽しさを演出しています。微笑ましい親子の風景が連想されます。
太子町庁舎
設計:坂本昭・設計工房CASA
非常にモダンでシンプルなデザインにまとめられた現代キリム。 北欧家具を代表するアルネ・ヤコブセンのスワンチェア(SWAN)とロゴバキリム(ROGOBA KILIM)とのコラボレーションが最高に美しい。
イタリア家具とキリム
イタリアを代表する家具メーカー〈Cassina〉が製造したソファとチェア、そしてロゴバキリム。手前右にはヘーリット・トーマス・リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld)が1934年に発表した “ZIG ZAG(ジグザグ)”、左奥にはヴィコ・マジストレッティ(Vico Magistretti)が1983年に発表した “Veranda(ヴェランダ)”。そしてそれらの間の床には、豊かな水と草原を描いたロゴバキリムが敷かれ、マジストレッティがデザインした “Sindbad Table(シンドバッド テーブル)” がその上に置かれています。
イタリアを代表する家具メーカー〈Cassina〉が製造したユニークな名作テーブルとロゴバキリム。 ソファは、イタリアを代表する家具デザイナー ピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)がデザインし、〈LIVING DIVANI, Italy〉が製造した “THEMA(テーマ)”。そしてテーブルは、建築界の巨匠フランク・ロイド・ライトがデザインした “LEWIS COFFEE TABLE(ルイス コーヒーテーブル)“ です。ライトはひとつの家具をデザインする時には常に長期にわたって改良を重ねます。このテーブルも1939年にその原型はデザインされましたが、十数年経過した1956年にデザインが完了しました。 また、床にはこのテーブルの正方形をモチーフにしたロゴバキリムがコーディネートされ、空間に統一感を持たせています。このキリム には、染めていない手紡ぎのウールで美しいアブラッシュが織り込まれています。
イタリアの家具メーカー〈LIVING DIVANI, Italy〉が製造したソファとロゴバキリム。 ソファ・チェアは、イタリアを代表する家具デザイナー ピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)がデザインした “DORIAN(ドリアン)”。床のロゴバキリムは、インテリアとしてカラーコーディネートされ、上質な空間を演出しています。
イタリアを代表する家具メーカー〈B&B Italia〉が製造したソファ “Charles” とロゴバキリム。 “Charles” は、イタリア家具デザイン界の巨匠アントニオ・チッテリオ(Antonio Citterio)が1997年にデザインした代表作で、非常にシンプルかつモダン、そして素材にこだわった上質なソファです。M邸では、それらを引き立て、空間をさらに豊かに演出するため、ロゴバキリム(ROGOBA KILIM)の「幸せの方向を指し示す」サッフ(Saff)デザインが採用されています。
イタリアを代表する家具メーカー〈Cassina〉が製造したチェア “HOLA(オラ)”とロゴバキリム。 “HOLA”は、実用性とデザイン性を共存させ、作品の完成度を高めることで評価の高いスイス生まれのハンス・ウェッツスタイン(Hannes Wettstein)がデザインした椅子です。アームレス、アームチェアともに、ジッパーでカバーを着脱できるところもその魅力の一つ。I様はいろいろなこだわりをお持ちの方で、この「木の実を求めて空を飛ぶ鳥(Flying Birds)」の文様を描いたロゴバキリムにも、サイズ・色・アブラッシュについてのご要望を頂戴して作製しました。おかげで、とても美しいキリムが完成しました。
イタリアを代表する家具メーカー〈Cassina〉が製造したチェア “HOLA(オラ)”とロゴバキリム。 “HOLA”は、実用性とデザイン性を共存させ、作品の完成度を高めることで評価の高いスイス生まれのハンス・ウェッツスタイン(Hannes Wettstein)がデザインした椅子です。
アームレス、アームチェアともに、ジッパーでカバーを着脱できるところもその魅力の一つ。I様はいろいろなこだわりをお持ちの方で、この「木の実を求めて空を飛ぶ鳥(Flying Birds)」の文様を描いたロゴバキリムにも、サイズ・色・アブラッシュについてのご要望を頂戴して作製しました。おかげで、とても美しいキリムが完成しました。
建築界の巨匠ル・コルビュジェ(Le Corbusier)の名作椅子とロゴバキリムが出迎える玄関ホール。 デザイン関係の会社を経営されているY様。学生時代に憧れたコルビュジェの椅子(〈Cassina〉のLC1,LC2)をご自宅にご購入されるのをきっかけに、ロゴバのキリム(ロゴバキリムとシールト・バッタニエ)をご購入いただきました。広い石張りの玄関ホールに「優しさが生まれた」と、大いにお喜びいただきました。
アートとイタリア家具、そしてロゴバキリム。 アートに関心をお持ちのT様。彫刻・版画・油絵、そしてヴィコ・マジストレッティ(Vico Magistretti)が1983年に発表した〈Cassina〉社の “Veranda(ヴェランダ)”。そして、そのリビングルームの床には、それらこだわりのモノたちを穏やかに纏めるかのように、ロゴバキリムがコーディネートされました。美しい草原、豊かな大地を意味する “Rich Ground & Rich Water” の文様が描かれたキリムは、まさしくT様の豊かな暮らしを表現しています。
それぞれユニークなソファ、椅子、テーブル、そして照明。それらをすっきりとモダンに纏めるためのロゴバキリム。 K様は、インテリアに殊の外ご興味がお有りです。それぞれ、強いこだわりをもって収集されました。そして最後に、それら全てを活かすラグとして、ロゴバキリムをお選びいただきました。
イタリアを代表する家具メーカー〈Cassina〉が製造したチェア “WINK(ウインク)”とロゴバのアンティークキリム。 日本人デザイナーである喜多俊之氏は、この “WINK” チェアを1980年に発表することで、世界的名声を得ました。ユーモラスでユニークな形態から「TOPOLINO(小ネズミ)」の愛称を持つこの椅子は、ネズミの両耳にあたる折り曲げ式のヘッドレストが左右独自に動くのが特徴。フットレストも折り曲げ式で、写真のようにシェーズロングとして使用する際は座の下から引き出せ、リクライニング機能も、かつてのフィアット社の車と同様の方式を採用。この空間では、100年以上前に織られた細長いアンティークのテントキリムをつなぎ合わせたユニークなキリム(ハリ・イブラヒム)を床に敷き、そのテントキリムをパッチワークしたキリムクッションをインテリアアクセントにご採用いただきました。とてもモダンでありながらもシック、そして遊び心ある空間が誕生しました。
イタリアを代表する家具メーカー〈Cassina〉が製造したチェアとコーヒーテーブル、そしてロゴバのアンティークキリム。 家具は、イタリア家具デザインの巨匠ヴィコ・マジストレッティ(Vico Magistretti)が1983年に発表した “Veranda(ヴェランダ)”。そして “Sindbad Table(シンドバッド テーブル)”。その下には、モンゴル帝国の流れを汲むタルタリ族がかつて織り上げた非常に珍しいアンティークキリムを敷いている。そして、テントキリムをパッチワークしたキリムクッションもインテリアのアクセントに。
イタリアを代表する家具メーカー〈Cassina〉が製造したソファとコーヒーテーブル、そしてロゴバキリム。 ソファは、イタリア家具デザインの巨匠ヴィコ・マジストレッティ(Vico Magistretti)が1973年に発表した “MARALUNGA(マラルンガ ソファ)”。そしてコーヒーテーブルはジャンフランコ・フラッティーニ(Gianfranco Frattini)がデザインした “784” ローテーブル。手前には建築界の巨匠ル・コルビュジェ(Le Corbusier)の名作 “LC2”、奥には1929年のサロン・ドートンヌで発表され「休養のための機械」とコルビュジェが呼んだ寝椅子(シェーズロング)。それらに囲まれた床に敷かれているのがこの空間のために織られた上質な現代キリム “ROGOBA KILIM(ロゴバキリム)”。このキリムは全て染めていない手紡ぎのウールで織られ、とても美しいアブラッシュをもつ逸品です。
和風空間とキリム
O氏がお持ちの山から切り出した樹木で建てられた山の中の応接空間。 床にはシャルキョイ のオールドキリム、壁にはコーカサス地方のアンティークキリム (スマック)がタペストリーとして飾られています。木々に包まれた心地良い静謐な空間は、騒がしい俗世界を忘れさせてくれます。
お婆さまの喜寿を祝い、張り替えられた赤いエッグチェア。そしてお婆さまと同じ年齢程度で赤を基調とするオールドキリムをご用命頂き、茶室でもある和室の入り口に飾っていただきました。何やら明るくおめでたい雰囲気が感じられます。
日本の暑い夏を涼しく過ごす知恵が込められた “籐あじろ” の敷物。その上に、いかにも和風にマッチする藍で染められた青のアブラッシュのとても美しいロゴバキリムが敷かれています。ここでは、I氏の美しいモノへのこだわりと代々住みこなすために必要であった機能性が一つの空間の中で融合し、落ち着きのある心地良い上質感を漂わせています。
大津百町 “HOTEL 講”
施主:木の家専門店 谷口工務店 設計:竹原義二・無有建築工房
庭を見下ろす2階屋内テラスに北欧名作椅子のエッグチェアと現代キリム 1958年にデザインされたデンマーク家具デザインの巨匠アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)の代表作エッグチェアとオットマン。その丸みのある形態は、現代の和風空間の中で、心地良い寛ぎを演出しています。また、下に敷かれた現代キリム(ロゴバキリム)が、穏やかで暖かな“場”を創り出す効果を担っています。
町屋ホテルの畳の部屋に北欧名作家具
デンマーク家具デザインの巨匠フィン・ユール(Finn Juhl)が、1951年にデザインしたベーカーソファー(Baker Sofa)と1948年にデザインしたアイテーブル(Eye Table)。そして白いフロアランプはアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が27歳の時(1929年)にデザインしたベルビューランプ(Bellevue Lamp)です。北欧名作家具と和室の畳とを結ぶ役割を果たしているのが、上質な現代キリム”ロゴバキリム”です。
デンマーク家具デザインの巨匠フィン・ユール(Finn Juhl)が、1945年にデザインした「世界で最も美しい肘をもつ椅子」と言われ職人技が求められる No.45チェアと1946年にデザインしたNo.46ソファ。そして1948年にデザインされたアイテーブル(Eye Table)。照明フロアランプは LE KLINT のM O D E L 368。これら北欧名作家具を和風空間に馴染ませる役割を果たしているのが、上質な現代キリム”ロゴバキリム”です。
デンマーク家具デザインの巨匠ハンス J. ウェグナー(Hans Jørgensen Wegner)が、1950年にデザインしたカール・ハンセン&サン社製のCH22とフレデリシア社製のピロティーテーブル。また、天井からはコーア・クリント( Kaare Klint)が1944年にデザインした LE KLINT 製のTHE LANTERN / MODEL 101 が吊り下げられています。フローリングの上には落ち着きと華やかさを合わせ持つ草木染めされたロゴバキリムが敷かれています。
フィン・ユールが1953年にデザインした N0.53 イージーチェアは、天井の低い和室にも無理なく馴染んでいます。本体から浮き上がった動物の角を思わせる美しいアームは、座っている人の手と指に心地良い感触を与え、穏やかで心安らぐ時間と空間を演出しています。仄暗い和の空間に、落ち着いた華やかさを与える草木染めされたウールの糸で織られた赤いロゴバキリムは、その場の非日常性をより一層増しています。昼間は北欧名作椅子から畳を保護するために敷かれ、夜間は布団を敷くため即座に折り畳んで収納する。“キリム” は、和の空間においても最適なインテリアアイテムなのかも知れません。
デンマーク家具デザインの巨匠フィン・ユール(Finn Juhl)が、1953年に日本の建築様式(柱・梁構造)にインスピレーションを得てデザインした Japan Sofa。天井からはデンマークの照明器具デザインの巨匠ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen)がデザインした PHペンダントが吊るされ、足元にはロゴバが長年にわたるキリムの伝統技法の研究から生み出した通称『印象派キリム』が敷かれています。
屋根裏部屋へと誘導する小さな空間を光のオブジェで演出 まるで伝統的な行燈のように光を放っているのはデンマークの照明器具メーカー ルイスポールセン社(louis poulsen)製のペンダント照明 “アバーヴです。その下には、手織りで一点もののキリムとしては大変珍しく防炎認定を取得しているロゴバキリムが敷かれ、狭い空間を豊かに演出するとともに、木の床材を熱から保護しています。
アートとキリム
I様が大切にされている赤い絵画。この絵を活かす敷物を日本中至る所へ出向いて探されていました。ある時ふとロゴバ東京の前を通られ、飾られていたロゴバキリムが気になられて入店されました。その際、キリムが好きなデザインとサイズでオーダーできることを知り、ご発注いただくことになります。ご要望は赤い絵を活かすために、ウール全てを染めていない原毛のまま使い、シンプルなデザインにまとめることでした。約4ヶ月後納品させていただくと、その出来上がりに大変お喜び下さいました。アブラッシュがとても美しく、赤い絵を活かしながら、ロゴバキリム自体も空間を豊かに演出することができました。
玄関正面にかけられているのは、今は亡きお母様が描かれた大切な絵画。N様はその絵と色彩的に調和することを重視してキリムをお選びになりました。結果、とても明るく華やかな空間が誕生しました。赤いキリムランナーによって、自然とお母様の絵に視線が行くとともに、ウキウキとした気持ちで奥の空間へと導かれて行きます。
H様は、とても美しいものがお好きなお客様です。たくさんの美術品を所蔵されていて、自宅の廊下にも大切なコレクションを展示されています。その床は大理石ですが、その上にランナータイプのロゴバキリムを敷くことで、少し華やかで優しいギャラリー的雰囲気の演出をお考えになられたように思えます。
ペットとキリム
私たちにとって優しいだけではなく、家の中で共に暮らす愛犬や愛猫にとっても、
滑り易い床材(フローリングや石など)や爪に引っかかり易い素材(毛足の長い絨毯など)から、
彼らの脚を守ってくれる安心素材として、大変喜ばれています。
実は、住まいを飾るインテリアアイテムとして選んだはずのキリムを、最も楽しんでいるのは、愛犬や愛猫たちなのかも知れません!
ロゴバキリムの上でとても可愛く写っている画像が、お客様のインスタに掲載されています。
ここに改めてご紹介させていただきました。
ありがとうございます。
@cranberry.kyon 様 ありがとうございます!
@grisiwagris 様 ありがとうございます!
@ko_mi3878 様 ありがとうございます!
@kuufelt 様 ありがとうございます!
@ponkikku_u 様 ありがとうございます!
@takakos7242 様 ありがとうございます!
所謂老犬の域に入った “Sちゃん”。室内はフローリングがメインで、脚が滑って歩行しにくいため、I様は “Sちゃん” のために、化学繊維・合成樹脂などでできたマットを敷いてあげていました。しかしある時、ウールで織られたロゴバキリムをインテリアを素敵に演出するためご購入いただき、フローリングの上に敷いていただきました。すると荒れていた “Sちゃん” の肉球が、とても綺麗になったのです。I様はとても驚き、大変お喜びいただきました。
赤いロゴバキリムの上を歩く真っ白な “ Cちゃん”。とても可愛いショットです。幸せを見つける “空を飛ぶ鳥” の文様の赤いキリムは “ Cちゃん” のお気に入りの散歩道なのかも。
“Eちゃん” の定位置はロゴバキリムの上。リビングの中心、リビングからベランダへの出口や長い廊下など、 N邸には6枚のキリムが敷かれています。家族のみんなに可愛がられて、とても幸せな “Eちゃん”。
“Eちゃん” の定位置はロゴバキリムの上。リビングの中心、リビングからベランダへの出口や長い廊下など、 N邸には6枚のキリムが敷かれています。家族のみんなに可愛がられて、とても幸せな “Eちゃん”。
”SUKASI KILIM”(透かしキリム)
ー ORDER KILIM ー
大阪弁護士会館
“SUKASI KILIM”(透かしキリム)の誕生は、2006年の大阪弁護士会館(設計:日建設計)の新築時に遡ります。設計の先生の「内部空間を暗くすることなく光を通し、風景を完全に遮断することなく人々の視線を程よく集める、アート性のあるキリムは有りますか? つまり、”穴だらけの素敵なテキスタイル” が欲しい!」と言う要望から、開発が始まりました。その後、先生のご意見とトルコの織り手たちによるいろいろな試作の結果、非常にシンプルなデザインにまとまりました。そして、その製法は現地の仲間たちの意見を取り入れ、これまでのキリムでは考えられない手法を生み出しました。 このように空間に吊るす “SUKASI KILIM”(透かしキリム)は、本来 表裏の表情が同じであるキリムの特性を最大限活かし、両側からの眺めが楽しめる、従来からも有りそうで実は無かった新しいアイテムの開発につながりました。この開発は、上質な現代キリム “ROGOBA KILIM”(ロゴバキリム)を推奨するロゴバにとって、素晴らしいエポックを築きました。 ※ ところで、「透かす」と言う日本語から命名し、日本とトルコの共同作業を記憶に残すため、あえて “SUKASHI” の ”H” を省いたこの名前は、今ではトルコの関係者の間で普通に使われるようになっています。
2006年の年末、伊勢丹新宿本店の ステージ #5 で、"SUKASI KILIM” (透かしキリム)を発表いたしました。
千葉労災看護専門学校
2010年に完成したこの施設(設計:日総建)では、山並みと空の風景を “SUKASI KILIM”(透かしキリム)にデザインしました。曲線を用いたより複雑な透かし部分への挑戦が行われました。結果、出来上がったキリムはとても素晴らしく、特に晴れた日の中庭から差し込む光の反射で天井面に映る繊細な縦糸の影は、とても美しいものです。 因みに自然の山並みと空の風景がデザインとして採用されたのは、看護婦を目指し入学する学生たちは全寮制で宿舎も繋がっているため、「休憩時間をすごすロビーには、少しでも多くの安らぎを与えたい」と言う設計の先生の考えによるものでした。
プラウド松濤一丁目
この上質で高級なマンションのロビーでは、小さな透かしの窓がランダムに開いた “SUKASI KILIM”(透かしキリム)を製作しました。また、糸は染めないでウールの原毛をそのまま用いることにしました。出来上がったキリムは、透かし部分から漏れる光と濃淡の異なる様々な白いウールから伝わる明るさのニュアンスが、人々の集う内部空間を豊かに演出しています。 ところで、この空間に “SUKASI KILIM”(透かしキリム)が採用された最大の理由は、下部を大きく開けて光庭を美しく見せることが前提条件としてあって、そのため何らかのスクリーン(目隠し)を天井から吊るさなければならなかったのです。それには、軽くてアート性のあるキリムが最適だったのです。
パークホーム吉祥寺御殿山
この上質で高級なマンションのエントランスホールでは、背後に照明器具を設置した “SUKASI KILIM”(透かしキリム)が誕生しました。照明器具が点灯された時と消えている時とでは、とてもドラマチックな変化が起こります。また一つ、“SUKASI KILIM”(透かしキリム)に空間を豊かにする素敵なアイデアが加わりました。
T邸
個人邸に “SUKASI KILIM”(透かしキリム)を採用していただきました。建物は3階建で階段室の中央に三層分貫いて設置され、色が1階から上へ上がるにつれ濃い赤色からオレンジ・黄・ベージュ(原毛)へと徐々に変化して行きます。1階から見上げると、キリムがまるで遥か空(天)へと伸びて行くかのように思えます。実にダイナミックな空間です。
ライオンズ 嵯峨天竜寺若宮
“京都らしさ” をコンセプトに、京都・嵐山に建設されたマンション。ここで、“SUKASI KILIM”(透かしキリム)に求められたことは、草木染めによる日本の伝統色を用い、平安時代の十二単衣のイメージを、微妙な色12色で再現することでした。トルコの織り手はもちろんのこと、染めを担当した者も色の再現にかなりの神経を使ってくれました。 キリムが完成する前に作成されたマンション販売用パンフレットには、既に “SUKASI KILIM” のパースが掲載されていたのです。・・・キリムが完成し撮影した写真は、まるでパースのようでした。